ロンドンで仕入れを済ませ、これからケンブリッジへ移動しようと思っていた時、携帯に

「ロンドン中心部で爆弾が見つかったらしいから、中心部には行かないで。」

という主人からのメールが・・・。

え、うそぉー、またぁ?ロンドン中心部ってどこ?今日はずっと中心部にいるんですけど・・・。


少ない情報しかないまま、予め予約していたバスで移動中、携帯で日本語のニュースをチェックしました。何々?ピカデリーサーカス付近で爆発物発見?ん?さっきまで、いましたが???


ロンドンからケンブリッジへバスで向かう時は、ヴィクトリア・コーチ・ステーションという大きなバス停からテムズ川沿いを通って北東へと向かうのですが、国会議事堂をはじめとするイギリスの政治の中心部WESTMINSTERや、金融の中心部であるTHE CITYなどを通過するので、注意深く見ると、やたらと警察官や警察犬が多いことに気がつきました。
そういえば、昼もパトカーをたくさん見たっけ?
シティの近くでは、中近東系の人が、お巡りさんに車のトランクを開けさせられているのも見ました。

そのせいか、車は渋滞でバスは遅れ気味。
まぁ、いいか。ケンブリッジに着けば安心だから・・・と思っていたら私にもその余波が・・・。



ELY


ケンブリッジにバスで行く場合、終点(街の中心部)の10分ほど手前で、Park&Rideと呼ばれる大型駐車場併設のバス停に停まります。
これは街の中心部に車が集中しないための素晴らしいシステムなのです。

そのバス停で運転手が交代することがあるのですが、今回はここで代わりの運転手が帰ってしまっていて、ロンドンからここまで運転してきた運転手は激怒!

運転席から会社に電話し、ひと悶着。ハンズフリーなので会話は全て乗客に聞こえています。
「渋滞のせいで乗務時間をオーバーしてしまったから帰る。まだ乗客が10人くらい残っているからタクシーをよこしてなんとかしてくれ。」
「あと10分(終点まで)運転できないのか。」
「できない。俺は帰るからあとはよろしく。」(バスを去る)

残された乗客の一人も激怒。
「おいおい、こっちはロンドンから終点までのバス代を払っているんだぞ。さらにタクシー代を出させるつもりか!」

運転手が去ったバスの中は嫌~な雰囲気です。こう言うトラブルは緊張します。

ここはPark&Ride。基本的には自家用車の人が利用するバス停なので、タクシーはいません。
家族に電話をかけて迎えに来てもらう人もいるようですが私はこれからどうしたら良いのか分からなかったので、(捨てられた子猫のような目で)後ろの席の中年男性に聞くと

「1時間くらいかかるかもしれないけど、バス会社がよこすタクシーを待ってみよう。」

と笑顔で言ってくれました。彼と話していると、さらにその後ろに乗っていた日本人男性(最初は英語ペラペラだったので日本人と分かりませんでしたが、こちらに在住の方でした。)も会話に加わり、おかげでとてもリラックスすることができました。

幸い、30分くらいでタクシーが来て全員無事に終点まで行くことができました。

10年ほど前に一人旅をしていた時も列車が壊れて、公衆電話もない無人駅で降ろされ、まわりは小麦畑しか見えず、途方に暮れたことがありましたが・・・親切な人は1人はいてなんとかなるものです。(*^_^*)

「今回のトラブルは嫌だったけど、あなた方がいて良かったわ!乗客が私一人だったらどうして良いか分からなかったもの。」
と最上級のビッグスマイルでお礼を言いました。

やれやれ・・・。(^_^;)